PCケース

規格

自作PCの組み立て

パソコンの見た目を決定するPCケースにはMicroATX型とATX型があり、どちらにするかはマザーボードによって決めることになります。 対応するほうを使うことになるので両方とも持っていればどんなケースにでも対処することができますが、一方しか所持していないのであればこれから必要になる物を買うときに計画性を持たせることになるでしょう。 ただ動作させるだけならPCケースなんていらない、適当な箱を使えばいいじゃないかと思っている人もいそうですが、パソコンは精密な機械ですので専用のケースに収納しないととっても危険です。 ホコリが入り込んでしまったり熱がこもりやすい箱では故障しやすくなりますし、火災を発生させてしまう原因にもなります。 ケーブル類も多数備えているので、PCケースを使わないで自作パソコンを組もうとするのはハードなチャレンジになるでしょう。 そんなに高価なアイテムではありませんし、スペースに余裕があるのならいくつか持っておいてもいいかもしれません。

大きさ

内部にCPUやメモリー、ハードディスクやグラフィックボードなどを収納するPCケースは小さな物ではありません。 一般的なサイズはミドルタワー用とミニタワー用があり、ミドルタワーのケースの方が大きくなります。 どんなパソコンを完成させたいのかにもよりますが、設置するスペースが用意できない、省スペースでなんとかしたいのならミニタワーのケースを使用した小型の自作パソコンにすることになるでしょう。 性能の面から考えると拡張性があるのはミドルタワーなので、どんどんパーツを取り付けてパワーアップさせたいのならミニタワーでは制約が多いため不可能なことも出てきますから、ミドルタワーの方が勝るでしょう。 広い部屋なのでパソコンの大きさは問題にならない、という環境ならとりあえずミドルタワーのPCケースを選んでおけば間違いなしです。 ミドルタワーの利点は省スペースという点だけです。

電源ユニット

最初から電源ユニットが付いているPCケースと付いてないケースがありますので、もしも付属してないタイプなら別で用意することになります。 パソコンの性能に影響は与えませんしそんなに専門的なパーツではありませんが、これがなければ動作させることができない重要なパーツなのは確実です。 ノートパソコンのように内臓バッテリーで稼動させるから、というのなら動かすことは可能でしょうがとっても無駄な気がするのでやめておいたほうがよさそうです。 コンセントを使わないで自宅のリビングでテレビを見ようとすることのように、頑張るだけ損な努力となりそうです。 素直に付属の電源ユニットを使用するか、別途用意して電源を供給できるようにしてあげたほうがパソコンさんも喜びます。 PCケースを探す時は同じような条件で電源ユニットが付いているのとないのがみつかった場合、前者を選ぶのが無難かと思われます。