グラッフィックボード

幾つもの呼び名

グラフィックボード

グラフィックボード(graphicsboard)はいろいろな名称で親しまれているので、ひょっとしたら違う呼び方をするため別物だと勘違いしていたパーツを所有している方もいらっしゃるかもしれません。 グラフィックボードに非常に似ているグラフィックスボードなら同じ物だと誰もがわかるでしょうが、ビデオアダプター(videoadapter)という呼び名だと本当に同じ物なのか不安になってしまいます。 またグラフィックカード(graphiccard)、グラフィックスカードという呼び名もあり、これらはギリギリグラフィックボードと同一だと思われそうな感じです。 他にもビデオボード(videoboard)、ビデオカード(videocard)という呼び方をされることもありますし、とにかくたくさんの名称を持っているので混乱しないようにしなければなりません。 さらにグラフィックボードを略して「グラボ」と表現することもあるので、素人さんはグラボのことを調べるときに苦労するかと思います。

ジーフォース

グラフィックボードで有名なメーカーはふたつあり、その中でも一番知られているのがNVIDIA(エヌビディア)社です。 このメーカーのNVIDIAGeForce(ジーフォース)は初心者にも扱いやすいですし、中古品も数多く出回っているのでこの名を聞いたことのある人もいるでしょう。 初心者向けの製品だけでなく高性能なグラフィックボードの開発もしていますし、玄人をも唸らせるスペックの製品も少なくありません。 美しいグラフィックのネットゲームや映画をパソコンで楽しみたいのならハイスペックなグラボが必須になりますが、最近のゲームはNVIDIAGeForceを前提に開発されているのも多いそうです。 もしもグラボ選びで迷ったのならとりあえずNVIDIA社の製品にしておけば苦労はしないと思いますので、中古だろうが新品だろうがこの会社のロゴが入っている品を選択しちゃいましょう。 各製品のスペックは自分で調べて勉強して下さい。

ラディオン

もうひとつ有名なグラフィックボードのメーカーはAMD社で、2006年まではATITechnologiesという社名でグラボを開発・販売していましたがAMD社に買収されてからこの名前で活躍しています。 グラボはAMDRADEON(ラディオン)というブランド名で流通しており、ジーフォースにもそんなに劣らない知名度があるのではないでしょうか。 昔はジーフォースよりも3D面では劣っていて動画では勝っている、という評価をされていましたが、最近ではどちらもほぼ互角ではないかと噂されるほど性能は拮抗しているので、正直なところ好みで選べばよいのかもしれません。 ただ流通量はジーフォースには負けており価格も同程度の性能ならラディオンの方が安価なようですし、ちょっと玄人向けというかマニア向けのようなポジションになるのかもしれません。 ちょっと知ってる程度の人ならAMD社のラディオンをあえて選ぶことはしないでしょうし、あえてこちらを買ってみるのもいいかもしれません。